2022年12月3日に公開され2ヶ月経った現在もロングランヒットを続けている「THE FIRST SLAMDUNK」
結論を言うと個人的には満足でした
しかしコアファンには物足りなく感じる部分も多かったと思います
どこがよくて、どこがだめだったのか【ダンコたる決意】で書いていこうと思います!!
映画公開前の炎上
映画の公開まで前情報が少なく(ストーリーすら明かされず)、映画チケットの事前販売後にキャストの一新を公表したり、3DCGの絵であることがわかったりと、前評判は最悪となっていました
アニメ放送していたのが26年前なので、キャスト一新は当然(昔の声優さんが良かったっていう意見もよくわかります)ですが、3DCGであることはすごくマイナスに感じていました
キングダムやベルセルクで3DCGに苦手意識がついていたので…
youtubeの予告を見ても「うーん、これじゃない…」感があってハードルは下がりまくっていました
しかし、ここでの炎上騒動が結果的に今のロングランヒットにつながっていると思っています
映画の内容
映画の始まりは優勝常連校の山王工業高校との試合開始から始まります
youtube予告で山王戦の名言が挙げられていたのでなんとなく察しはついていました。
しかし、この時点でスラムダンクを知らない人は置いていかれることでしょう
映画は宮城視点で過去の回想を交えつつ原作の山王戦を軸に話が進んでいきます
後述しますが、宮城の過去の尺が長くて重いので、山王戦で盛り上がっては回想で冷めてしまうところが残念に感じました
次項で良かった点と悪かった点をどうぞ
良かった点
- 音楽面の演出
The Birthdayと10-FEETの曲がテンション上がってすごく良かったです
試合中どうしてもセリフが少なくなってしまうところをBGMの挿入で上手く飽きさせないようにしていました
特に最後の流川と桜木のハイタッチまでの無音の演出は自分の心臓の音が聞こえてしまうのではとドキドキしながら見入ってしまいました
2.3DCGの絵
最初は抵抗のあった3DCGですが、結果的にすぐに慣れて気にならなくなりました
バスケットのようなスピード感のあるスポーツのリアルさがマッチしたのかと思います
ゾーンプレスも漫画だとよくわからず見ていましたが、こんなことやっていたんだと感心しました
作者の井上雄彦さんも昔のアニメでは臨場感の表現が難しく、アニメ化を否定していたそうなのでよりリアルな表現が可能になった現在で山王戦を描くことをOKしたのかもしれません
3.内容
言うまでもなくスラムダンクの一番の名試合ですので、内容はピカ1におもしろいです
結果がわかっていても息をのんで映画にくぎ付けになっていました
悪かった点
1.回想の長さ
前述しましたが、本当に回想シーンが多くて長くて重いです
山王戦と同時進行で宮城の過去にも遡っていくのですが、バスケ選手として有望だった兄の死や母親の悲しみ、宮城の反抗など試合で盛り上がってきたところで水を差されるようで残念でした
回想を短くしてもうすこし名シーンを盛り込んでほしかったです
安西先生が桜木の成長に震えるシーンをもう2シーンくらい見たかった(笑)
2.数々の名シーンのカット
これはスラムダンクが好きな人ほど残念だったと思います
名シーンのオンパレードである山王戦ですので尺的に難しかったのだと思いますが、桜木の「大好きです、今度は嘘じゃないっす」は入れてほしかったです
晴子さんの「バスケットはお好きですか?」のくだりがないので???となるかもしれませんがいきなり山王戦が始まってる時点でわからない人は???になってますからここは見たかったなあ…
ほかにも魚住の泥にまみれろよとか小暮先輩の2年間も待たせやがってなど良いシーンがカットされているので原作ファンには物足りない内容となったことでしょう
総評
総合的に個人評価は5段階評価で4.5の良作でした
1番音楽の挿入が最高だと思ったので見るなら、ぜひ迫力のある映画館をおすすめします!
親父がスラムダンクのトレーナーを着て自分を抱っこしてくれていたのを覚えているので、親子2世代で愛されている作品(3世代?)でもあるので幅広い年代の人に刺さると思います
この記事を見て興味を持った方は上映しているうちに視聴してみてください
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